作物を育てるには一般的に次の方法があります。
① 育苗床(セルトレイ)に種をおろして双葉が開き本葉が数枚出てきたら畑に定植する方法
② 畑に直接種を蒔く方法
③ 市販のポット苗を定植する方法
自然農法では上記①②が一般的です。
週末のみの家庭菜園では②③が中心となります。
週末のみでは①の育苗床が難しい理由は、セル(区画)一つ一つが小さいのでこまめな管理(水やり、日当たりなど)が必要で1週間も放置できないためです。
自宅のバルコニーなどで育苗床から育てて、頃合いを見て畑に運んで定植する方法もありますが手間がかかります。
今回は自然農法で中心となる②の畑に直接種を蒔く方法について3種類の蒔き方を紹介します。
それぞれ栽培する作物に合わせて使い分けます。
【ばら撒き】
種を上からパラパラと蒔く方法です。
畝に不規則に種が落ちますが、芽が出てきたら数回間引いて適切な株間で育てます。
葉物野菜(ほうれん草、小松菜、からし菜など)に向いています。
自然農法の上級者は様々な種をミックスして畝にばら撒いたりします。
特に間引いたりせずに成るがままで育てます。
土ができていれば色々な場所で色々なタイミングで収穫できるようです。
【筋蒔き(すじまき)】
畝に指や三角ホーなどで浅く筋を引き、そこに種を線状に落とし、土を被せ手のひらでしっかり押さえます。
芽が出てきたら数回間引いて適切な株間で育てます。
根菜類、葉物野菜(大根、ニンジン、ゴボウなど)に向いています。
【点蒔き(てんまき)】
畝に間隔を空けて指で押して窪みをつくり、そこに種を数粒落とし、土を被せ手のひらでしっかり押さえます。
果菜類(ナス、トマト、キュウリ、カボチャなど)に向いています。
【まとめ】
シャープ菜園では、
大根は点蒔き
小松菜は筋蒔き
その他はポット苗の定植
で育てています。
また自然農法の場合は、種を蒔く場所の草マルチは一旦退け、土の表面を出してから筋蒔き・点蒔きした後に草マルチを芽が出るのを妨げないように優しくかけておきます。
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