自然農法と連作障害

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コンパニオンプランツのネギ 土作り

野菜を栽培していると、避けては通れない症状の一つとして「連作障害」が挙げられます。この言葉はよく聞きます。

シャープ菜園では、まだ自然農法の土作りの段階と割り切って栽培していますが、今後の栽培において注意した方がいいのか気になります。

まずは連作障害について知ることと、自然農法なら連作障害が起こらないのか?をまとめたので共有したいと思います。

【連作障害について知る】

連作障害とは

同じ作物を同じ場所で繰り返し栽培することで生育不良収量の低下を引き起こす障害。

連作障害の原因

主な原因は、土壌中の成分バランスの崩れや病害虫の発生など。

連作障害の症状

土壌病害

土壌中で増加した病原体が根から侵入し、根腐れなどの病気を引き起こす。

線虫害

土壌中に生息する線虫が根に寄生して、しおれや立ち枯れなどの生育不良を引き起こす。

生理障害

土壌中の養分の過不足や、気温の変化や降水量、日射量のストレスによって引き起こされる。 

連作障害の対策

土壌環境を整え地力を高めることが有効。

土壌診断を行うことで、作物と圃場に合わせた必要な肥料の種類や量を処方してもらうことができる。

また、土壌活性浄化材を使用するなどの応急処置も有効。 

連作障害になりやすい野菜

ナス科、ウリ科、マメ科、アブラナ科、サトイモ科など。 

【自然農法の場合】

実は、

「自然農法では連作すればする程、年々収穫量も上がり、美味しくて品質の高いしっかりした物ができる」

と聞いたことがあります。

また、

「連作障害が出やすいマメ科の野菜を7年間同じ場所で栽培しても障害が出なかった」

なんて話もあるようです。

「種とりを続けていると連作障害になりにくい」

なんてことも。

ホントですかね。

気になるので、諸先輩たちのブログや動画で勉強しました。

多様性が無くなると発生する障害

同じ科で連作すると、

 ・同じような栄養素を摂取し、

 ・同じような微生物が増え、

 ・同じような化学物質が溜まる

これにより、土壌に偏りができてバランスを崩すと多様性が減り、環境への適用力が落ちる。

✳︎化学物質について

多年生の植物は、根から生育阻害物質を出すそうです。

自然農法と多様性

また、自然界を観察すると、植物の多くは自分の近くに種を落とす

風に飛ばされたり雨に流されたりすることはあるが、基本的には連作と言ってよい場所に種を落とす。

しかし連作障害は起きない。なぜか?

もう一度自然界の植物の様子を観察すると見えてくるものがある。

畑の畝と違い、雑多な草たちが共生していることがわかる。

雑草=雑多な草→多様性

やはりキーワードは多様性であると言える。

自然農法は、土壌の多様性を作りやすいと言える。

・不耕起(土壌をリセットしない)

 ・雑草との共生

 ・密植

 ・コンパニオンプランツ

 ・バンカープランツ

【まとめ】

自然農法により、土壌に菌、微生物、成分の多様性をもたらすことができれば連作障害が起こりにくいと言える。

あくまでも多様性のある土壌を作ることが重要で、自然農法であれば連作障害が起こらないのではない。

シャープ菜園はまだまだ自然農法の土作りの段階ですが、続けていけば多様性のある土壌を作ることができると信じています。

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