1年間じっくり土作りを行い、少しでも収穫できれば御の字と思ってスタートしましたが、さっそくシャープ菜園に危機が訪れました!
軽い認知症のお袋による「畑のお世話」です。
まるで獣害です 笑
当初、お袋は「もう歳だから畑はやらない」と言っていたのですが、このシャープ菜園を自分で作ったと思っています。過去に有機栽培をしていた記憶があるからです。
これにより、お袋はとにかく畑に入りたがります。
【雑草認定】
種から育てたいのですが、芽が出たら「雑草」と認定されてしまい根こそぎ抜かれてしまいます。
この「雑草認定」により、ニンジン、白菜、キャベツ、ブロッコリーなどの多くの野菜が犠牲となりました。
楽しみにしていた「間引き」作業はまだ一度もできておりません。
野菜の名前を書いた札を立ててもお構いなしに引き抜かれてしまいます。
【未成熟で収穫】
ジャガイモ、ダイコン、カブは、収穫はまだまだ先でも葉が成長してきたら掘り返えされたり引き抜いてしまいます。
種イモの周りに小さなジャガイモが付いている初期段階で掘り返しては「肥料が足らないから成長してない」と言ってゴミ袋に捨てられていました。
ダイコンやカブは、収穫はまだまだ先でも地表面に「肩」が見えたら引き抜いてしまいます(これからだっていうのに!)。
「素人が畑なんて無理」とか「肥料をたっぷり与えないから全然成長してない」と言ってはゴミ袋に捨てられてしまいました(これからだっていうのに!)。
【勝手に耕す】
大切に育てていた苗を雑草認定して抜き取った後に、その畝の一部を耕してありました。草マルチは水路に捨てられていて、何をしようとしていたのか?
自然農法では畝の地表面を晒さずに常に草マルチで覆うのですが、これでは台無しです。
【草マルチを勝手に剥がす】
自然農法のキモと言える草マルチを剥がして通路や水路に捨ててしまう。
ゴミだと思ったのだろうか?それとも何かを植えようとしたのだろうか?
【過度な水やり】
天気の良い日は何度でも水やりをしてしまいます。30分前に水やりをしたことを忘れてしまうのです。
令和5年の連日30℃を超える残暑が続いていても畝はいつも湿っている状態でした。
【勝手に植え替え】
キク科の植物を野菜の近くで育てると害虫予防になると聞いて、畝の空いている中央付近にマリーゴールドをいくつか植えてみましたが、翌週訪れるとマリーゴールドだけをまとめて畝の一角にまとめて植え替えられていました。
お袋曰く、「この辺りには花をたくさん植えようと思っているの。赤と白の花もあった方がきれいね」
もちろんお袋はその時だけの記憶なので、自分で花を買ってきて植えたと思ってます。
これらの理由により、私が自然農法による家庭菜園を続ける気力が無くなってしまいました。
画像や動画も撮らなくなってしまいました。
このブログをスタートさせるのも中止してました。
でも・・・
お袋は平日の週3回デイサービスに通っていますが、残りの平日2日を家にこもって生活するより、畑の世話をする方が健康的ですね。
週末に私が畑の世話をしていると必ずお袋も出てきて、キャベツの青虫を獲ったり、枯れた葉を切ったり、、、畑仕事が好きなようです。
お袋が喜んでくれているようですので、自然農法の「8つの柱」にはこだわらず「広い意味での自然農法」として続けて行こうと思います。