ブルーベリーの苗木を植えてみた その1

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オニールの画像 番外編

2回に分けての記事となります。

今回は「ブルーベリーについて」の説明で、実際にシャープ菜園に植えた様子は「その2」で紹介します。

つい先日、シイタケの原木栽培を始めたのに今度はブルーベリーです。

畑作業が少なくなるこの時期に色々やりたくなるのは家庭菜園あるあるではないでしょうか?

実は以前から柿の木を植えて収穫したいと思っていました。

野菜だけでなく果樹も収穫できたら週末の楽しみが増えると思って。

しかし「桃栗三年柿八年」と言われるように、美味しい柿が収穫できるまではかなりの時間がかかりそうなので、もう少し早く収穫できるものを探していたら園芸店でブルーベリーの苗を見つけました。

園芸店の説明書きによると、ブルーベリーも小さい苗からだと収穫まで2〜3年くらいかかるようですが、この秋に買うと次の夏には収穫できる「3年生苗」が販売されていることを知りました。

3年生苗でもシャープの軽自動車で運べる大きさなのも購入の決め手となりました。

(最終的にはネット通販になりました)

知らなかったのですが、ブルーベリー栽培は家庭菜園の果樹栽培では非常に人気の樹種だそうですね。

シャープのようなオヤジ(ジジイ)世代ですと、ブルーベリーと聞けば「目にいい」というイメージなので一石二鳥を狙えます。

果樹は自然農法と切り離して、土壌pHの調整は行いたいと思います。

そこで今回は人気のブルーベリー栽培の魅力や注意点、栽培方法(地植え)などをまとめましたので興味のある方は参考にしてください。

【ブルーベリーの基本情報】

■特徴

北アメリカ原産の落葉低木果樹

■収穫時期

収穫時期は6〜9月

■品種

200〜300種あると言われています。

ハイブッシュ系ローブッシュ系ラビットアイ系3種に分類され、ローブッシュ系は野性種なので日本では栽培が難しく、ハイブッシュ系はノーザンハイブッシュとサザンハイブッシュに分かれます。

ノーザンハイブッシュ

北関東より北部の涼しい地域で育つ系統のブルーベリー。そのため蒸し暑さには弱いという特徴があります。

サザンハイブッシュ

蒸し暑い気候でも育てられるブルーベリー。乾燥や寒さには弱いですが暑さには比較的強いという特徴があります。

ラビットアイ

成長が速く樹勢も強いですが耐寒性には弱いという特徴があります。そのため東北のような寒冷の気候以外の栽培には不向きといえます。

■酸性土が好み

ブルーベリーは酸性の土を好みpH 5.0前後の土でよく育つそうです。

✳︎シャープ菜園では7箇所測定して全てpH7(中性)でした。

【植え付け〜収穫】

■植え付け

苗木の植え付け適期は11〜3月の落葉期。

寒さの厳しい時期を避けるため、温暖な地域であれば11〜1月、寒冷地では2〜3月中旬が適しています。

■植え付け場所

日当たりの良いところ。

■植え付け方法

深さ・直径ともに40~50cmの穴を掘ります。

ブルーベリーは酸性の土を好むため、pH無調整のピートモスを掘った土に混ぜてpHを調整し、苗木を軽くほぐして根の周りをピートモスで包んで植えます。

このとき苗木の株元が地面の高さになるように調整をします。

■管理

植え付け後は支柱を立て、軽く枝先を切り戻し、たっぷりと水やりをします。

乾燥を防ぐためにバークチップやワラなどで植え付けた苗木の株元を覆うとよい。

摘心・摘花

摘心収穫量を増加させるために、摘花果実がよく着くために行います。

時期は5月~6月ごろに行います。

20cm以上伸びた新梢の枝先を1/3ほど切り返します。

切り返すときには枝が株の外側に伸びるように、外芽(株の中心と反対側に付いた芽)の上で切ります。

7月以降に翌年用の花芽が枝の先端で形成されるので、摘心を6月までに終えないと逆効果になることもあります。

人工授粉

果実を実らせるためには受粉が必要となりますが、ラビットアイ系の品種は自分自身の花粉では受粉しにくい傾向にあります。

そのため果実を収穫するためには同じラビットアイ系で別の品種を一緒に育てる必要があります。

ハイブッシュ系の品種は1本でも受粉し結実する品種もありますが、同じハイブッシュ系で異なる品種を一緒に育てて受粉させたほうが実付きが良くなり果実が大きく育ちます。

実付きが悪い場合、花が咲いたら人工授粉をします。受粉樹として植えた別の品種の花粉を筆などに付け、収穫する品種の花の雌しべにその花粉を付けます。

ただし、ハイブッシュ系の品種とラビットアイ系の品種間では遺伝的な相性が悪い組み合わせが多いので、同じタイプの品種を選ぶことが大切です。

■剪定

冬に剪定を行います。

枝の先端に花芽を付けます。大きい芽花芽小さい芽葉芽と、花芽と葉芽の区別をつけやすいので花芽の位置を確認し、花芽をすべて切り落としてしまわないように注意しながら剪定します。

春から夏には株元近くから新梢(ひこばえ)が発生します。不必要な新梢は取り除きますが、すべて切り取ってしまうのではなく適度に残すようにします。

残した新梢が育ち1〜2年たって果実がなるようになったら、近くの古い枝を株元から切り取り、枝を更新するようにします。枝を更新することで樹高を低く保ち、毎年安定して果実を収穫できるようになります。

■収穫

収穫時期は品種によって異なります。

ハイブリッシュ系6月~7月ラビットアイ系7月~8月が適期です。

全体的に果実が青紫色になると収穫の目安です。

果実を掴み、まっすぐに引き抜いて収穫を行います。横向きに引き抜くと果実に傷がついて傷みやすくなることもあるので注意してください。

■その他

ブルーベリーの果実が熟してくると野鳥による果実の食害が起こりやすいので気をつけてください。

果実が熟す前にネットを張るなどして防除するとよいです。

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