キャンプやデイキャン、庭キャンで飲むコーヒーは、なぜあんなに美味しいのでしょうか。
たぶん理由は単純で、少し不便で少し雑なのに妙に落ち着くだからだと思います。
最近は便利なコーヒー道具も増えましたが、あえて “ 無骨 ” に楽しむ「フィールドコーヒー」がじわじわ人気です。
この「フィールドコーヒー」はククサの本場フィンランドでは「フィーカ」と呼ばれています。
今回は、自然の中で気軽に楽しめる“男前コーヒー”「フィールドコーヒー」についてまとめました。
実際に先日のキャンプで手元にあるアウトドア用品を使ってフィールドコーヒーを淹れて飲んでみましたので参考にしてみてください。
フィールドコーヒーとは?
簡単に言えば、
「野外で、できるだけシンプルな道具で淹れるコーヒー」
のこと。
ドリッパーやペーパーフィルターを使う場合もありますが、もっと無骨に楽しむ人は、
- ケトル(やかん)で直接沸かす
- 粗挽きコーヒー粉をそのまま投入
- 沈殿するのを待って飲む
というワイルドなスタイル。
“ 多少粉っぽい ” のも味。
“ ちょっと雑 ” なのも雰囲気。
それがフィールドコーヒーの魅力です。
フィールドコーヒーの魅力
① 荷物が少ない
これが最大のメリット。
- ドリッパー不要
- サーバー不要
- ペーパー不要
つまり、荷物が減ります。
特にソロキャンでは、
「できるだけコンパクトにしたい」
という人にピッタリ。
② 道具に “ 味 ” が出る
使うのは、
- ケトル(やかん)
- ククサやマグカップ
など。
焚き火に直接放り込むか、取っ手やハンドル(つる)で焚き火の上に吊るすスタイルが◎
すすけたケトルやクッカーで淹れるコーヒーは、それだけで雰囲気があります。
ピカピカ新品より、少しくたびれた道具の方が似合う世界です。
③ とにかく雰囲気がいい
焚き火の前で、お湯を沸かして、コーヒーを淹れる。
ただそれだけなのに贅沢。
特に朝のキャンプ場で飲む一杯は格別です。
鳥の声を聞きながら飲むコーヒーは、喫茶店では味わえません。
無骨スタイルの淹れ方
用意するもの
- ケトル(やかん)
- 粗挽きコーヒー粉(沈殿させるので粗挽きがベスト)
- 水
- 火器(バーナー・焚き火)
- ククサ(フィールドコーヒーと相性抜群です)
以上。本当にこれだけです。
ケトルの代わりにハンドルの付いた吊るせるタイプのクッカーも人気です。
ククサの代わりにシェラカップやマグカップでも雰囲気は出ます。
淹れ方
① お湯を沸かす
まずは普通にお湯を沸かします。
沸騰直後より、少し落ち着いたくらいがベスト。

② コーヒー粉を直接入れる

③ 少し待つ
火を止めて30秒〜1分ほど待ちます。
するとコーヒー粉が少し沈みます。ここが “ フィールド感 ” 満載。

④ コンコン
小枝や火吹き棒などでケトルを ” コンコン ” と叩いてさらにコーヒー粉を沈澱させます。

⑤ ゆっくり注ぐ
コーヒー粉がカップに入らないようゆっくり注ぎます。
最後はコーヒー粉が口に入るので、そこも含めて楽しむスタイル。
「コーヒーを飲む」というより、「外時間を味わう」感覚です。

もっと無骨にするなら「煮出し法」
もっと無骨にするなら、最初に水と一緒に粗挽きコーヒー粉も入れて煮出す方法があります。
海外のブッシュクラフト系キャンパーに人気なのがこの方法です。
用意するもの
無骨スタイルと同じですが、できれば焚き火で自作のククサがベストです。
淹れ方
- ケトルに水とコーヒー粉を入れる
- そのまま火にかける(できれば焚き火)
- 沸騰直前で火からおろす
- 少し待つ
- ケトルの注ぎ口に草などを詰めて漉し器とする
- ゆっくり注ぐ
これだけ。
いわゆる“ 煮出しコーヒー ” です。まさに野営スタイルです。
インスタントでもOK
大事なのは “ 外で飲むこと ” 。
実際、焚き火の前ならインスタントでもかなり美味しいです。
むしろ、「手軽に続けられる」のが大切。
気取らないのがフィールドコーヒーです。
まとめ
フィールドコーヒーは“ 美味しさ ” だけを追求する世界ではありません。
- 少し不便
- 少し雑
- でも妙に落ち着く
そんな ” 時間を楽しむ ” コーヒーです。
なので高級な豆は似合わないですね。普段使いの豆でいい。
完璧に淹れるより、自然の中で飲むことが主役。
キャンプ道具に煤が付き、クッカーに傷が増え、コーヒーの時間が楽しみになる。
それもまた、外遊びの醍醐味ですね。

コメント