シニア世代の断捨離と終活

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断捨離(ダンボール) 日記
断捨離(ダンボール)

親の断捨離を手伝いながら、自身の終活にも向き合う時期がやってきました。

老いた母が暮らす実家と、自宅の両方を整理する中で、改めて「モノ」と「生き方」の関係を考えさせられました。

実家の断捨離で感じたこと

洋裁が趣味だった母の部屋には、布や作品、祖父母の時代の品があふれていました。

週末だけの作業で約2年かけて片づけ。思い切って処分しましたが、今はスッキリ。必要なモノだけが残り、何がどこにあるかも把握しやすくなりました。

断捨離で1階のスペースが空いたので、ベッドを2階から1階に降ろし、母も安心して過ごしています。

「もったいない」から抜け出す判断基準

片づけや断捨離は、体力と判断力がある「今」がチャンス。
高価だったもの、思い出のあるものを手放すのは勇気がいりますが、「使わないまま持っている」ことのほうがもったいない。譲ることでモノも活かされます。

無理せず続けるコツ

一気にやろうとせず、少しずつで十分。週末に少しずつ片づけた私の経験では、年単位の計画がちょうどいいペースでした。

判断力・体力があるうちに

高齢になると判断が難しくなり、処分を人任せにせざるを得ません。実際、母の代わりに私が判断する場面が多くありました。だからこそ「自分の意思で決められるうちに」が大切です。

経済的コストも大きい

業者に頼むと高額になります。体力があるうちは、自分で分別し、フリマやリユースを活用した方が経済的です。

断捨離(ゴミ出し)
断捨離(ゴミ出し)

老後のために「処分」「減量」すべきモノ

家具・収納

年齢を重ねれば重ねるほどタンスや棚は自分で移動できなくなります。

中身を減らし、背の低い家具に替えて安全性を高めましょう。

食器・調理器具

来客用の食器や大鍋は、今の生活に合わせて見直し。

使用頻度で判断し、同じ用途の道具はサイズ違いで2つもあれば十分です。

着ない服

各季節で着回せる「少数精鋭」に。1年着ていない服は見直し対象です。

書類

紙の書類はスキャンしてデジタル保存。契約書や権利書などの重要書類以外は、スキャン後に処分してOKです。

判断力があるうちに「残す/処分」の判断をしましょう。

プリント写真・アルバム

思い出の整理は最も難しい部分。業者に依頼してCD化すれば、10冊のアルバムが2枚に収まります。

スマホで撮るようになってからは、”写真アプリ”にフォルダ分けして保存しています。この時、似たような写真は一枚に絞るのがコツです(けっこうあります)。

銀行口座・証券口座

母の口座整理では、通帳が次々出てきて大変でした。最終的に年金の受け取り口座だけに絞ってスッキリ。

私も現在5行→3行に減らしました。また、3行ともインターネットバンキングの手続きを済ませ、通帳記帳の手間を省き、振り込みもスマホでできる体制に整えました。

近い将来、メインとサブの2行にする予定です。

クレジットカード

使用頻度が低いクレジットカード、ポイントがお得で作ったカード。

消費することでポイントが貯まるわけですから、消費を見直すという断捨離も実行するなら、クレジットカードも絞るべきだと思います。

銀行口座同様に、本人以外の解約手続きは煩雑になりため相続人が大変な思いをすることになります。

保険契約

若い頃に入った保険は今必要ですか?

無駄な、過剰な保険料で老後資金を圧迫していないかを確認します。

保険一覧表を作ると管理が楽になります。

スマホ・PCのアプリとID管理

アプリやパスワードは一覧化し、不要なものは削除。家族と共有しておくと安心です。

サブスク・オンラインアカウント

使っていないサービスは退会、または安価なプランに変更。気づかぬうちに毎月引かれているケースもあります。

終活は「豊かに生きる準備」

断捨離は「モノを減らすこと」ではなく、「これからを軽やかに生きるための準備」

体力判断力気力のある今こそ、未来の自分と家族のために動くチャンスです。

スッキリした空間には、穏やかな時間と笑顔が増えます。

シニアの方、断捨離と終活始めていますか?

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