人喰いバクテリアにより足を切断する前はぜんぜん興味無かったのに、今では重要なアプリの一つになっているのがApple が標準で用意している健康管理アプリ「ヘルスケアアプリ」。
私のような身体障害者だけでなく、じぃじ・ばぁば になったら気にした方がいいかもしれません。
そこで、このアプリではどんなことができるのかをまとめて紹介したいと思います。
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ヘルスケアアプリでできること
1. 歩数・移動距離・上った階数を自動で記録
- iPhoneを持ち歩くだけで歩数や移動距離を自動カウント
- Apple Watchを使うと消費カロリーや心拍数も追加で測定可能
2. 健康データの一元管理
- 身体測定:身長、体重、BMIなど
- 心拍数・血圧・血糖値:手入力や対応デバイスから自動記録
- 睡眠データ:iPhoneの「睡眠」機能やApple Watchの睡眠アプリと連携
3. 薬の服用管理
- 服薬スケジュールを登録でき、時間になると通知してくれる
- 「飲んだ」「スキップした」と記録できるので忘れ防止に便利
4. 緊急時の情報共有
- メディカルIDを作成しておくと、緊急時にロック画面から血液型や服薬情報、連絡先などを医療関係者に知らせられる
5. 健康トレンドの把握
- 体重や歩数などが「増加傾向」「減少傾向」といった形でグラフ表示される
- 「最近歩数が減ってきています」など、気づきにつながる通知あり
他アプリ・デバイスとの連携
- Apple Watchはもちろん、オムロンの血圧計やWithingsの体重計などの健康機器とも連動可能
- フィットネス系アプリ(Nike Run Club、Fitbitなど)とデータ連携もできる
使い方の基本
- アプリを開く → 右上のプロフィール → 健康詳細を入力
(生年月日、身長、体重などを登録) - 「ブラウズ」タブから気になるカテゴリ(活動、心臓、睡眠など)を選んで確認
- 必要に応じて他アプリやデバイスと連携して自動記録を増やす
ちょっとしたコツ
- 「お気に入り」によく見るデータ(歩数、体重、睡眠など)を追加しておくと便利
- 毎日見るより、週単位や月単位のトレンドで見たほうが励みになることが多い
- 入院や通院時にデータを見せると、お医者さんとの会話がスムーズになる
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けっこう多くのことができるようですね。
私の場合は、次の6項目に注目したいです。
・歩数
・移動距離
・体重
・心拍数
・血圧
・睡眠時間
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それぞれの扱い方
1. 歩数・移動距離
- iPhoneをポケットに入れて歩くだけで自動計測されます。
- 義足でのリハビリの進捗を“数字で見える化”できるのが強み。
- 「お気に入り」に追加しておくとアプリを開いたときすぐ確認可能。
2. 体重
- 手入力もできますが、スマート体重計(Withings、オムロンなど)を使うと自動連携して便利。
- グラフで増減が一目でわかるので、生活習慣の見直しにも活用できます。
3. 心拍数
- iPhone単体では測れないため、Apple Watchや対応デバイスが必要。
- リハビリや運動中に「どれくらい負荷がかかっているか」を把握できるので安心。
4. 血圧
- iPhoneやApple Watchには測定機能がないため、対応する血圧計を使う必要があります。
- オムロンなどが「ヘルスケアアプリと連携できる血圧計」を出しているので、それを選ぶと記録がラク。
- 毎日の記録をグラフ化できるので、通院時に医師に見せると便利です。
5. 睡眠時間
- iPhone単体でも「ベッドタイム/睡眠スケジュール」である程度は記録可能。
- Apple Watchをつけて寝ると、より正確に「寝入り」「中途覚醒」「深い睡眠」までわかります。
- 睡眠の質はリハビリの回復にも直結するので大事なデータ。
まとめると
- **iPhoneだけでも歩数・距離・体重(手入力)・睡眠(簡易)**はOK
- Apple Watchを導入すると心拍数・睡眠がグッと精密に
- 血圧・体重をもっと楽に管理したいなら専用デバイスと連携
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個人的には、義足のリハビリトレーニング中なので 「歩数」「距離」を常にモニタリングしたいと思います。
注意点
iPhoneをかばんに入れた場合の注意点
- iPhoneは歩数を「加速度センサー」で計測しています
- ポケットや腰に近い場所だと正確ですが、かばんだと揺れを拾いにくいことがあります
- 結果として「実際より歩数が少なく記録される」ケースが多いです
精度を上げる工夫
- かばんの内ポケットに縦に入れる
→ 横向きよりも縦向きのほうがセンサーが動きを拾いやすい - リュックなら体に近い位置に収納
→ 背中側のポケットに入れるとブレが少ない - ポケットに入れられる日はポケットに
→ 正確さを重視したい日(リハビリ歩行の計測など)はポケットをおすすめ - Apple Watch導入も選択肢
→ 腕につけるので「かばん問題」が解消され、心拍数も同時に記録可能
歩幅について
健常者とは歩幅が違うことについて考えてみます。
iPhone標準の歩数・距離の仕組み
- 歩数:加速度センサーで「揺れ」を数えるだけ(歩幅は考慮しない)
- 距離:推定の「平均歩幅 × 歩数」で算出される
つまり、義足だと歩幅が違うので「距離」が実際とはずれる可能性が高いんです。
解決のアプローチ
1. 歩数は“正確”、距離は“参考値”と割り切る
- まず「歩数」で日々の成果を記録
- 「距離」は“目安”として扱う(大きく外れることもある)
2. 自分の歩幅を設定して距離を補正
- 実際に 10mを歩いて歩数を数える → 1歩の平均歩幅を計算
例:10m ÷ 14歩 = 0.71m/歩 - 「歩数 × 自分の歩幅」で、正しい距離をノートやExcelで残せます
3. Apple Watchや他アプリでカスタマイズ
- Apple Watchや一部のランニングアプリ(Nike Run Clubなど)は「歩幅」を学習して距離精度を高めてくれます
- 義足の歩行リズムも使っているうちに反映されやすくなります
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まとめてみると、Apple Watchの便利さがよくわかります。
(現在無職のじぃじなので買えませんが)
iPhoneを使用している方で、まだ「ヘルスケアアプリ」を使ったことがない方はこれから始めてみてはいかがでしょうか。
それともApple Watchを導入しますか?

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