以前さらっと紹介したあぜ波板の雑草保管枠(堆肥枠)をもう少し詳しく説明します。
雑草の保管枠ではなく堆肥枠を考えている方も同じですので参考にしてみてください。
まずは一般的な木枠との違いを紹介します。
【材質の違い】
■木枠
・味があっていいですが、雨ざらしのため持って3年くらいだと思います。
・防腐剤を塗っても5年は持たないと思われます。
■あぜ波板
・素材の特性から木製よりもはるかに長持ちすると思われます。
シャープ菜園ではまだ2年くらいの使用ですがまだまだしっかりしています。
【費用の違い】
■木枠
・木材の選定、作り方で金額が変わってきます。
・1畳くらいの大きさで3,000円〜5,000円程度で作られる方が多いようです。
(合板、四隅の支柱、補強材、ビスなど)
■あぜ波板
・1枚800円前後ですので3枚連結なら2,400円前後です。
・丸く囲うので補強材(ボルトとナットなど)が必要です(500円程度)。
【加工の違い】
■木枠
・合板、支柱のカットが必要です。また、補強のため桟木や筋交が必要になります。
・上下2段の連結にすると便利ですが難易度が上がります。
・枠組に時間がかかります。
■あぜ波板
・板の接合にボルト・ナットや番線、針金などの補強が必要です。
・短時間で作成が可能です。
【見た目の違い】
■木枠
・断然見た目が良いです。一見レイズドベッドのようで味があります。
■あぜ波板
・機能性重視です。
違いが分かったうえでシャープ菜園で採用したあぜ波板の補強方法とサイズについて紹介します。
【あぜ波板の補強方法】
本来は「土留め」に使う資材を丸く囲って使うわけですから、内側からの圧力で外れてしまいます。
よって、あぜ波板どうしを接合する部分を補強する必要があります。
接合部は噛み合わせになっており、シャープ菜園の場合は、ボルトとナットで上下2箇所を留めました。
(上下の2箇所)
もう少し簡単にしたい場合は、上下2箇所に穴を開けて番線や針金で留めても大丈夫です。
【あぜ波板のサイズについて】
■外周・直径
何枚連結するのかは畑の大きさによって決めてください。
使うあぜ波板はサイズが豊富で1枚の長さと高さで様々な大きさにすることができます。
ちなみにシャープ菜園で使ったあぜ波板は、長さ1,200mm×高さ500mm×3枚です。
3枚合わせの直径はおおよそ1mちょっとです。
1年間使用した感想は、高さ500mm以上だと使いづらいと思われることです。
容量を増やしたい場合は高さ方向ではなく、枚数を増やす方向が使いやすいと思います。
木枠とは違い後から簡単に足せますので。
【まとめ】
自然農法の育苗床に必要な堆肥作り、草マルチ用の雑草置き場の枠を安く手軽に短時間で作成できるあぜ波板は週末だけの家庭菜園の味方です。
コメント