年金生活に入って、1年が経ちました。
この1年間、少しずつ「終活」と「断捨離」を進めてきました。
終活や断捨離というと、「一気に身の回りを整理する」というイメージがありますが、実際にやってみると、1年、2年と時間をかけて少しずつ進めてもいいのではないかと思うようになりました。
むしろ、時間をかけて整理していくことで、「これは本当に必要なのか?」「なくても困らないのでは?」ということが、だんだん見えてきます。
最初は捨てるか迷っていたものでも、半年、1年と使わなければ、「やっぱり必要なかった」と気づくこともあります。
今回は、年金生活に入って1年が経った今、実際に断捨離したものや、生活をシンプルにするために見直したものを紹介します。
銀行を2行に絞った
1年前、5行あった取引銀行を3行に絞りました。
そして先日、さらにもう1行を解約し、現在はメイン銀行とサブ銀行の2行に絞りました。
これだけでも、かなりすっきりしました。
メイン銀行は生活用
メイン銀行は、年金を受け取り、日常生活のさまざまな支払いをする銀行です。
公共料金やクレジットカードなどの支払いを自動引き落としにしています。
残高確認や振り込みなどもスマートフォンでできるので、今のところ通帳を持ち歩く必要もありません(ネットバンキング)。
サブ銀行は投資用
もう1つの銀行は、株式投資などの資金管理や、配当金の受け取りなどを中心に利用しています。
こちらもスマートフォンで残高確認や振り込みができます。
銀行を2行に絞ったことで、お金の流れがシンプルになり、管理もしやすくなりました。
銀行が増えると、通帳、通帳印、キャッシュカード、暗証番号、ログインID、パスワードなど、管理するものも増えていきます。
終活という意味でも、銀行口座は必要最小限にしておくほうが、残された家族にとっても分かりやすいと思います。
保険を見直した
保険についても見直しました。
会社勤めをしていた時代から、長く付き合いのあった保険に加入していましたが、年金生活に入ったことをきっかけに、思い切って解約しました。
もちろん、必要な保障までなくしてしまうのは問題です。
ただ、現役時代と年金生活では、必要な保障も変わってきます。
「昔から入っているから」という理由だけで、そのまま継続するのではなく、一度見直してみることも大切だと思います。
解約は意外と淡々と進められる
長年お世話になった担当者がいると、解約を申し出るのに少し抵抗を感じるかもしれません。
私も多少はそう思いました。
しかし、実際の解約手続きは窓口で淡々と進めることができます。
もし担当者から連絡があったとしても、
「年金生活になったので、保険を見直しました」
と伝えれば、それで十分です。
もちろん、別の商品を勧められる可能性はありますが、自分に必要かどうかを冷静に判断すればいいと思います。
解約によって戻ってきたお金は、投資に回しました。
本を減らした
本も、かなり考え方が変わりました。
最近は、なるべく図書館で借りるようにしています。
どうしても手元に残しておきたい本だけを厳選するようにしました。
手元に置く本は約20冊まで
私は書斎がないので、いわゆる勉強机の小さなスペースが本棚代わりです。
そこで、手元に置く本は約20冊までと決めました(それしか置けない)。
それでも、どうしても1年間で数冊は増えてしまいます。
そのため、新しい本を購入したら、古い本を手放すなどして、20冊程度に収まるようにしています。
何度も読み返したい本。
大きな影響を受けた本。
人生の中で大切な一冊になった本。
そういう本だけを残せば、それほど多くの冊数にはならないのではないでしょうか。

「家族が読むかもしれない」は手放すきっかけに
本を整理するとき、
「いつか家族が読むかもしれない」
と思って、なかなか手放せないことがあります。
でも、実際にはその「いつか」が来ないことも多いものです。いや、来ないです(笑)
私自身も、長い間読んでいない本を見ながら、
「これは本当に必要なのかな?」
と考えるようになりました。
ほとんど読まれていない本が、いつの間にか「読むもの」ではなく「飾り」になっていないでしょうか。
本は想像以上に重いものです。
大量の本を高い場所に置いている場合は、地震の際の落下や本棚の転倒なども気になります。
「飾っておくだけ」になっているのであれば、思い切って手放すことも選択肢だと思います。
なお、書籍は売るだけでなく、図書館や自治体などで寄付を受け付けている場合もあります。
カードを整理して支払いをシンプルにした
この1年間、買い物や電車、バスなどの支払いを、できるだけSuicaにまとめてみました。
私の普段の生活範囲では、Suicaが使えなくて困ったのは一部のスーパーくらいでした。
たまたまキャンプの食材を買ったときに、Suicaが使えないスーパーがあっただけです。
そのときは、
「別のスーパーで買えばいい」
と考えました。
Apple WatchのモバイルSuicaと現金で十分だった
1年間試してみて分かったのは、
「Apple WatchのモバイルSuica」と「カードケースに現金5,000円程度」
があれば、普段の生活でどこに出かけても困らないということが分かりました。
もちろん、人によって生活環境や利用する店舗が違うので、すべての人に当てはまるわけではありません。
しかし、カードを何枚も持ち歩く必要がなくなり、財布やカードケースの中もかなりすっきりしました。
「本当に必要なものだけを持つ」
という断捨離の考え方を、日常生活でも実感することができました。
終活と断捨離は少しずつでいい
1年間、終活と断捨離を進めてきて感じたのは、一度に全部やろうとしなくてもいいということです。
むしろ、時間をかけて少しずつ進めたほうが、自分にとって本当に必要なものが見えてきます。
まずは身の回りのものを、
- 必要なもの
- 不要なもの
- 迷っているもの
の3つに分けてみる。
そして、まずは「不要なもの」から処分していく。
これだけでも、かなり整理が進みます。
解約には時間がかかる
終活で意外と時間がかかるのが、「解約」が必要なものです。
銀行口座、保険、さまざまな契約など、スマートフォンで簡単に終わるものばかりではありません。
今でも、解約に関しては書面での手続きが必要なケースがあります。
書類を取り寄せ、記入して、郵送して……。
思っている以上に時間がかかります。
だからこそ、元気で時間のあるうちに、少しずつ整理しておくことが大切だと思います。

「とっておきたい気持ち」も大切にする
断捨離だからといって、何でも捨てればいいとは思いません。
思い出の品や、大切なものまで無理に処分する必要はないと思います。
大切なのは、
「今の自分にとって本当に必要なのか」
を考えることではないでしょうか。
特に迷っているものについては、無理に決断する必要もありません。
「とっておきたい」という気持ちは、そのまま大切にしていいと思います。
そして半年後、1年後にもう一度見て、
「今でも同じように、とっておきたいと思うだろうか?」
と自分に問いかけてみる。
それでも必要だと思えば残せばいい。
必要ないと思えたら、そのときに手放せばいい。
まとめ
年金生活に入ると、現役時代とは時間の使い方が大きく変わります。
仕事をしていた頃は「忙しいから後回し」にしていたことにも、ゆっくり取り組めるようになります。
終活や断捨離も、その一つです。
銀行を5行から2行に整理し、保険を見直し、本を厳選し、カードを減らす。
一つひとつは小さなことですが、積み重ねていくと、生活がかなりシンプルになりました。
そして何より、
「自分にとって本当に必要なものは何なのか」
を考えるきっかけになりました。
終活や断捨離は、「老後のために物を捨てること」だけではないのかもしれません。
これからの人生を、よりシンプルに、身軽に楽しむための整理でもあると思います。
年金生活は、思っていた以上に時間があります。
だからこそ、焦らず、1年、2年と時間をかけて、自分のペースで終活と断捨離を進めていきたいと思います。

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