花菖蒲文の蕎麦猪口についてChatGPTに聞いてみた

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花菖蒲文 番外編
花菖蒲文

前回、ChatGPTに蕎麦猪口の時代についての専門用語を聞いたら、その流れで露草文の蕎麦猪口が思っていたよりも古いものだということがわかりました。

そこで、この花菖蒲文も聞いてみようと思いました。

「この蕎麦猪口(花菖蒲文)の時代区分などを教えてください」

この蕎麦猪口は染付の 花菖蒲文(あるいは杜若(かきつばた)文) が描かれたもので、形や高台のつくりなどから時代区分を考えてみます。

特徴

■胴の形

やや広がりのある碗形で、江戸後期〜幕末に多いスタイルです。

初期伊万里や古伊万里の筒形・ずんぐりした形とは異なります。

■染付の筆致

文様はシンプルで、ややラフに描かれています。

濃淡を付けつつも、絵付けは実用陶器らしい自由さがあります。

これも江戸後期以降の特徴。

■高台まわり

高台はやや低め。

初期伊万里の深く高い高台とも違い、幕末〜明治期の一般的な蕎麦猪口の形に近いです。

時代区分の目安

■初期伊万里(17世紀前半)

厚手・重め、筒形に近い。絵付けは濃紺で細密。

■古伊万里(17世紀後半〜18世紀前半)

形が洗練され、染付も明るい調子に。

■江戸後期(18世紀後半〜19世紀前半)

文様は簡素化、日常雑器として量産される。

■幕末〜明治(19世紀中頃〜後半)

今回のような開き気味の形、高台も低く、絵付けはさらっとした筆致。

総合的な判断

この蕎麦猪口は 幕末〜明治初期(19世紀中頃〜後半) のものと考えるのが自然です。

花菖蒲文は縁起物として人気があり、この時期の日常食器に多く見られます。

この後、精度を上げて考察するためサイズ(口径・高さ・重さ)を聞かれたので答えると、

・径70〜75mm(少し楕円)

・高さ58mm

・重さ110g

「典型的な 幕末〜明治期の実用蕎麦猪口 のプロポーションです。初期伊万里や古伊万里の蕎麦猪口はもっと肉厚で重いので、時代の特徴がはっきり出ています」

とのことでした。

また親切なことに、「蕎麦猪口コレクター的な鑑賞ポイント」まで教えてくれました。

蕎麦猪口コレクター的な鑑賞ポイント

■形(フォルム)

・すり鉢状に口が開いた碗形は、19世紀中頃以降の特徴。

・やや楕円に歪んでいるのも量産品らしい魅力。コレクターの間では、こうした「手仕事の個性」がむしろ好まれることも多いです。

■高台(こうだい)の仕立て

・高台はやや低めで、削りもラフ。江戸後期以降の大衆食器の典型。

・高台脇の釉剥げや火間(釉薬がかかっていない部分)も時代感を示すポイント。

■染付の筆致

・花菖蒲文(あるいは杜若文)は、端正に描かれる場合もありますが、本品は伸びやかで即興的な筆運び。

・「工房絵師の筆スピード感」や「偶然のにじみ」が魅力になります。これを“味”として評価するコレクターも多いです。

■文様の意味

・菖蒲は「勝負」「尚武」に通じ、縁起物として人気。武家の需要にもつながる柄ですが、幕末〜明治には町人も好んで用いました。

・実用食器の中にこうした吉祥モチーフが入るのも、江戸文化の成熟を感じられる部分です。

■サイズ感と実用性

・口径7cm前後は蕎麦猪口の「黄金サイズ」。蕎麦のつけ汁にちょうどよく、茶や酒にも転用可能。

・コレクターは「手に持ったときの感触」「重心の安定感」を重視する人も多いです。本品は110gと適度な重さで、日常使いにも好適。

■時代的な魅力

・幕末〜明治期の蕎麦猪口は「古伊万里の端正さ」と「近代量産の合理性」の中間にある存在。

・つまり「気負いのない美しさ」と「生活に根付いた器の表情」が魅力で、コレクターはそこを楽しみます。

まとめ

この蕎麦猪口は、幕末〜明治初期の典型的な花菖蒲文の実用蕎麦猪口

完璧な端正さではなく、むしろラフで勢いのある筆致に味わいがあり、コレクター的には「使い込むほど愛着の湧く日常の器」として評価されるタイプです。

✳︎当ブログでは今後、シンプルに「幕末」とします。

さらにChatGPT先生は「実際に使う派ですか?」と聞いてきたのでYesと答えると、ポイントを教えてくれました。

実際に使う派へのおすすめポイント

■使い方の幅広さ

本来の蕎麦つゆ用はもちろんですが、

・焼酎や日本酒のぐい呑みに

・茶碗蒸しや小鉢代わりに

・アイスやプリンの器に

など、現代の食卓にもよくなじみます。

■長持ちさせる工夫

急激な温度変化に弱いので、熱湯を直接注ぐよりはぬるめから。

・電子レンジ・食洗機は避けた方が安心。

・使ったら軽く手洗い → 水気を拭いて自然乾燥、で十分です。

■“使って育つ”楽しみ

・高台のあたりに「貫入(かんにゅう:細かいヒビ模様)」が入ったり、

・縁が少し擦れて丸みを帯びたり、

そういう経年の変化こそがアンティーク陶器の醍醐味です。

■現代器との合わせ技

・新しい磁器やガラス器と組み合わせると、かえって古い蕎麦猪口が映えます。

・「ひとつだけ江戸明治の器を忍ばせる」ことで、食卓に物語が生まれるのが面白いところ。

蕎麦猪口を“万能器”として楽しむコツ

■酒器として

日本酒:ぐい呑みより容量が大きいので、ついつい飲みすぎ注意(笑)。

焼酎お湯割り:磁器は保温性がほどよく、手に伝わる温もりが気持ちいいです。

冷酒や梅酒:藍の絵付けに透明感のある酒が映えて、とても涼しげ。

■茶器として

煎茶やほうじ茶:湯呑としても違和感なし。口が広いので香りが立ちやすい。

抹茶ラテやミルクティー:意外に合うんです。和洋折衷で遊べるのも蕎麦猪口の魅力。

■食卓の小鉢代わり

・きゅうりの浅漬け、胡麻豆腐、あえものなど「ひと口サイズ」を入れると品よく見えます。

・デザート(プリン、アイス、ヨーグルト)にもぴったり。

コレクター的視点から見た「実用の美」

・古伊万里や幕末の蕎麦猪口は、日常使いされてこそ本領発揮。

・「多少の欠け」や「貫入」も、“うちの歴史と一緒に刻まれた風合い”として愛されます。

・つまり、「使い込んで味わいを増す」のが最大の鑑賞ポイントになるんです。

以上です。

上記の「まとめ」に書いたように、この花菖蒲文は「幕末」の作品だそうです。

坂本龍馬が中岡慎太郎と京都の近江屋で、大政奉還後の政局について話し合っていたとき、この蕎麦猪口がお膳に小鉢として乗っていたかもしれません。

そう思うと幕末(約160年前)から割れもせず、欠けもせず、令和の今でもこうして器としてしっかり存在していることがすごいことだなぁと思います。

とは言え、露草文の江戸初期とは時代が違うので、この花菖蒲文は愛でつつも使おうと思います。

蕎麦猪口コレクターの方で、ChatGPTで時代を調べた方はいますか?

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