久しぶりの外食で駅前を歩いていると、ラーメン屋の暖簾が目に入りました。
店員さんに「キャッシュレスOKですか?」と聞くと、まさかの“現金オンリー”。
仕方なく近くの蕎麦屋へ。
気づけば、すっかり「現金派」から「キャッシュレス派」へ。
義足生活で感じる「手首ひとつの自由」
私は右脚を義足にしています。
日常のちょっとした動作、たとえばバッグからスマホを取り出して支払いをする、そんな一手間が、以前よりずっと大変に感じるようになりました。
だからこそ、Apple Watchで“ピッ”と支払いが完了するキャッシュレス決済は、本当にありがたい存在です。
片手で済み、スマホを開く必要もない。
会計時のストレスがぐっと減りました。
義足ユーザーや車椅子利用者にとって、「手を使わずに支払いができる」ことは立派なバリアフリーです。
キャッシュレスは単なる時代の流れではなく、生活を支える“実用品”なのだと感じます。
蕎麦屋で出会った「もう一つの気づき」
そんな思いで座った蕎麦屋の席。
何気なく手に取った蕎麦猪口が、祖父から受け継いだ自分の猪口よりずいぶん大きく感じました。
祖父の蕎麦猪口、露草文の小ぶりな器は、厚底で見込みが浅く、むしろ酒器のよう。
一方でお店の蕎麦猪口はプラスチック製。
以前なら気にも留めなかった違いが、今では手触りや重さ、形にまで意識が向くようになりました。
“MY蕎麦猪口”という小さな楽しみ
そんな中で浮かんだアイデア。

蕎麦屋に行くなら蕎麦猪口を持参してみたらどうだろう?
日本酒好きが“MYお猪口”を持ち歩くように、蕎麦好きが“MY蕎麦猪口”を使う。
義足になってから「身の回りの道具ひとつひとつを自分仕様にする」ことが、心地よさの源になっています。
自分の器で蕎麦をすする、それだけで少し誇らしい気持ちになります。
まとめ:便利とこだわり、どちらも“自分らしさ”
キャッシュレス決済で支払いの負担が減り、義足生活はぐっと楽になりました。
一方で、蕎麦猪口のような“アナログの楽しみ”にも心が惹かれます。
便利さと、手のぬくもり。
どちらも自分らしく暮らすための大切な要素です。
蕎麦屋に“MY蕎麦猪口”を持参したことがある方、またはキャッシュレスを活用して生活が楽になった方。
あなたの体験をぜひ教えてください。
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