〜終活の前に、まずはここから〜
先日の記事で「終活資料のススメ」について書きましたが、その前段階として必要だと感じたのが デジタル断捨離 です。
デジタル断捨離とは、スマホやPCの中に溜まった不要なデータやアプリ、アカウントなどを整理・削除し、 情報過多によるストレスを軽減しながら、快適なデジタル環境を整える取り組みです。
写真・メール・アプリ・サブスクリプションなどを定期的に見直し、 バックアップを取ったうえで整理することで、 「本当に必要な情報」を選び取る力が養われます。
私が考える「もう一歩先のデジタル断捨離」
ここで言うデジタル断捨離は、単に削除して終わりではありません。
整理したあとの「必要なデータやアカウント」を、 自分がいなくなったあとでも家族が困らないように “共有できる形”にまとめておくこと
ここまで含めて、デジタル断捨離だと考えています。
年金受給が近い方、そして私のようにすでに年金生活に入った世代の方には、 身の回りのモノの断捨離よりも、まずこちらを優先してほしいと思います。
デジタル断捨離でやったこと・見直した対象
■ クレジットカード
年会費無料で「持っていても邪魔にならない」カードでも、 最近使っていないものは解約しました。
不正利用のリスクを考えると、必要最低限が安心です。 また、カード会社から届くランクアップ案内や限度額変更の通知も意外とストレス。 私は1枚に集約しました。
■ 交通系ICカード
PASMOも併用していましたが、生活圏ではSuicaでほぼ事足りるため Suica1本化。
チャージ式のカードは、機能が似ているものを減らすのがポイントです。
■ iPhone純正メモアプリ
長年使っていたEVERNOTEは、度重なる改変とサブスク料金の高騰で見直し。
中身を断捨離したうえで、iPhone純正メモアプリに移行しました。 メモはiCloud保存なので、iCloud容量を200GBに増やしても、 EVERNOTEのサブスクよりかなり安く済みました。
■ 画像・動画の保存先とサブスク
家族の写真や動画が多く、複数のクラウドサービスに分散していましたが、 課金体系の変更でコストが増加。
画像・動画を整理したうえで、iCloud(200GB)に一本化しました。 このタイミングでサブスク全体の見直しもおすすめです。
■ 画像・動画編集アプリ
最近は無料でも十分な編集ができるアプリが増えています。
高機能だけどサブスク必須のものは、 本当に必要か再検討しました。
■ その他のアプリ・ソフトウェア
この1年間使っていないアプリは削除。
使っていないのにアップデート通知や規約改正メールだけ届くのは地味に負担です。 アプリが減ると、IDやパスワード管理も一気に楽になります。 想像以上にスッキリします。
■ メールの整理
不要なメルマガは購読停止、古いメールは削除。
「必要だから残しているのか、放置しているだけなのか」 分からなくなっていませんか?
受信トレイは、スクロールせずに一覧できる量が目標です。
■ ◯◯Pay をやめました
一時は5種類の◯◯Payを使っていましたが、 すべてやめてモバイルSuicaだけにしました。
年金生活では消費スタイルも変わり、今のところSuicaで十分。 ポイントもJRE POINTに集中できます。
月初にお小遣いをチャージして、残高で管理。 財布での管理と、やっていることは同じです。
デジタル断捨離のメリット
- デバイスの動作が軽くなる
- 情報ストレスが減り、集中力が上がる
- 探し物の時間が大幅に短縮
- セキュリティリスクの低減
- 終活に直結:必要な情報が整理され、自分亡き後に家族が困らない
まとめ
デジタル断捨離は「削除して終わり」ではありません。
残すべき情報を、わかる形で整理しておくこと が本当のゴールです。
一気にやる必要はありません。 カード1枚、アプリ1つからでも、確実に生活は軽くなります。
気づいた今が、いちばん若い日。
肩の力を抜いて、できるところから始めてみましょう。
★過去の断捨離に関する記事★
■https://hikozard.com/終活資料のススメ%E3%80%80~家族が困らないための-今/
■https://hikozard.com/シニア世代の断捨離と終活/
■https://hikozard.com/shuukatu-no-tochukeika/

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