地元警察署からの電話①

①なんて書いたら、「②もあるんだね」って分かりますね。

実は③まであります。現時点で(笑)

それはさておき、距離を置いていたオヤジとの久しぶりの再会が、警察署からの1本の電話でした。

「お父様を保護してます」

警察官の話を要約すると、

「電車で◯◯デパートに出かけたが、途中で財布を無くして電車に乗れないので金を貸してくれ」

だそうです。

無視したいけど(笑)そうもいかず、車で迎えに行きました。

久しぶりに会ったオヤジにはちょっとショックでした。

背中が曲がって、目を合わさず、、、本当に「老人」になってました。

文句の一つや二つ言ってやろうと思ってましたが言葉が出てきません。

代わりに、

「◯◯デパートに何を買いに行ったの?」

と聞くと、

「デパートの駐車場に車を停めて、色々買い物しようと思ったら財布が無いので、電車で家に取りに帰ろうと思った」

(ツッコミどころ満載な答えですネ)

「えっ!車?」

なんとオヤジは、車で隣駅のデパートまで行って、車の中に財布を置いたまま買い物しようとして、車で来ていたことを忘れて電車で家に財布を取りに帰ろうとしていました!

これは認知症の初期なんでしょうか?中期なんでしょうか?

将来の「お袋の」介護については漠然と考えてはいましたが、まだまだ先のことと思ってあまり認知症についての勉強はしていませんでした。

そして一番驚いたことは車を運転していたこと(今考えるとゾッとします)。

結局、デパートの駐車場までオヤジを乗せて行き、オヤジの運転する車の後ろについて帰りました。

まぁ、それはそれは危なっかしくてたまりませんでした。

なんとかオヤジの借家にたどり着いたら、直ぐに車のキーを取り上げました。

運転免許証も預かって返納しようとしましたが、なんとどこに仕舞ったのか忘れていて、結局その日には見つかりませんでした。

幸い当日持っていたカバンの中にありましたので免許証不携帯にはなってませんでしたが。

この日を境に、たまには様子を見にいかなきゃダメだなと思いましたが、今考えればとっくに介護が必要な状況でした。

介護が必要であるとはっきり認識せざるを得なくなったのはその2ヶ月後。

地元の包括支援センターの方からの電話でした。

続く

コメント

タイトルとURLをコピーしました