災害対策というとまず水や食料の備蓄が思い浮かびますが、今回は防災を考えるきっかけにもなる「EDC(Everyday Carry)=日常的に持ち歩くモノ」についての話です。
アルミコンテナが生む“安心感”
愛車には、デイキャンプの道具が詰まったアルミコンテナを積んでいます。
火を起こす手段もお湯を沸かす手段も複数確保していることで、災害時の心理的安心につながっています。
マンション住まいなので、1階の駐車場に停めてある車なら倒壊などを免れる可能性が高いと思います。
実際には、どこで災害に遭遇するかわからないわけですから、安心感だけですけどね。
それでも、義足ユーザーの私は災害時に機敏に動けないので、少しでも安心できるなら大歓迎なのです。
多くの方がこのようなキャンプ道具から厳選して、「EDCケース」の中に入れて持ち歩いているようです。
私の「アーバンEDC安心セット」
元レンジャーや、元自衛官の方が紹介している本格的な「生存自活セット」や「サバイバルキット」、「防災グッズ」ではなく、あくまでも私が「街中でいつも持ってると安心するセット」です。
普段はポーチにまとめ、ボディバッグやリュックにそのまま移し替え。街中仕様の現実的な内容です。
中身の一例:
- カードケース(免許証・保険証・現金少々)
- ネックストラップ(スマホ・カードケース用)
- イヤホン
- 断端袋(義足の調整用)
- マスク(個包装)
- モバイルバッテリー(スマホ&Apple Watch対応)
- ALTOIDS缶(絆創膏・ガーゼ・アルコール消毒綿、コンビニ袋ほか)
- ALTOIDS缶(現金・レインポンチョ)
- ALTOIDS缶(充電ケーブル)
義足ユーザー目線なので、断端袋や転んだ時のケガの手当てに振った装備です。
ミニライトはキーホルダーに装着しています。
「EDC」に何が必要かは人それぞれです。



参考:多くの人がEDC缶に入れているモノを紹介
以前よりキャンプ界隈では、小さな缶に“生存自活セット”や ”サバイバルキット”を詰め込むのが流行っています。
猛者は、私のEDCポーチの中にあるちいさなALTOIDS缶にたくさんのキットを詰め込んでいます。
” EDC ” や ” ALTOIDS缶 “ で検索するとたくさん出てきます。
百均でも揃うアイテムで、防災意識を高めるきっかけにもなります。

代表的アイテム例:
- モバイルバッテリー、ホイッスル、ライト、エマージェンシーブランケット
- ファイヤースターター、防水マッチ、救急用品
- 携帯トイレ、ウェットティッシュ、コンビニ袋
- 多機能ツール、パラコード、方位磁石、メモ、ラジオ など
✳︎重さは無視できません。Everyday Carryですから、あれもこれもリュックに詰め込んでいたら重くて仕方ありません。
✳︎銃刀法や軽犯罪法、条例を考えると、ナイフの所持はできません(多機能ツールを含む)。これについては後日まとめます。
✳︎最近の乾電池は長期間保存できるタイプがあるので、いつも残量を気にしていなければならない充電式よりも気軽かもしれません(長期間放ったらかしができる)。私のミニライトは乾電池式です。
EDCから広がる防災意識
持ち歩き用のEDC缶だけでなく、
- 自宅の防災リュック
- 車のアルミコンテナ
この“3段構え”が理想的。
備えは日常の延長にあります。
まとめ
小さなポーチひとつから、防災は始められます。
「安心」を持ち歩くことが、最初の一歩だと思います。
これを機にあなたの ” EDCセット ” を作ってみませんか。
百均を活用すれば費用を抑えられますし、何よりも防災を考えるきっかけになります。


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