納豆菌培養液で葉物野菜を守りたい!

※ 当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

納豆パック 畑作業

最近、納豆菌培養液が注目されているようですね。

手軽に作れて費用があまりかからず効果抜群だそうです。

シャープ菜園では週末のみの家庭菜園に挑戦しているのですが、平日の間にキャベツ、白菜、ブロッコリーなどが害虫や病気でボロボロにされてしまいます。

長年自然農法で栽培していれば、害虫と益虫のバランスや土壌の菌や微生物の調和で被害が少なくなるそうです。

まだ栽培を始めて2年目なので仕方ないのですが、ボロボロのキャベツを見てしまうと自然農法の土が出来るまで納豆菌の力を借りてみようと思いました。

農薬を使用するとなると抵抗がありますが、自然由来の菌の力を利用するなら自然農法でも違和感はありません。

まずは納豆菌について知り、次にまだ納豆培養液を試したことのない方に、作り方から散布の仕方まで実際に泉水坂シャープが実践した内容を紹介します。

【納豆菌とは?】

納豆菌はに含まれる枯草菌の一種だそうです。

そういえば納豆って藁に包まれて売ってましたよね(最近はパックで売られていますが)。

藁に包まれた納豆

自然農法といえば菌の力を活用しますので相性はよいはずです。

実際、自然農法を取り入れている方も納豆培養液を利用している方が結構います。

【納豆菌の特徴】

過酷な環境下でも生き抜くことができる

暑さ、寒さ、乾燥、酸、アルカリに強い。

特に病害虫が発生しやすい高温多湿な夏に活躍してくれる。

繁殖力が強く増殖スピードが速い

条件が整うともの凄い勢いで増えるそうです。

正に納豆菌最強ですが、これについては自然農法的にはちょっと不都合なこともあります(次の項で説明します)

 【納豆培養液の効果】

病原菌を抑えることができる

うどん粉病黒星病ベト病炭疽病褐斑病などの葉っぱによく出る症状の病気は、カビの菌が繁殖して症状を起こす場合が多いそうです。

殺菌剤以外の対策としては、作物にとって悪い菌よりも良い菌を増やすこと、つまり比率が重要だそうです。

例えば、葉っぱの表面にどちらの菌が多いか(優勢か)が病気になるかならないかの違いになるそうで、限られた面積(葉っぱ)の中で納豆菌を優位にしてあげることで病原菌を抑える効果があるとのこと。

ここで勘違いしやすいのが、納豆菌は病原菌を倒す力は無い(治療効果は無い)ということ。

あくまで予防効果であって、健全な状態の時に噴霧しなければ意味がないということです。

防虫効果がある

虫が納豆菌を食べると消化できずに弱っていくそうです。

特に青虫ヨトウムシに効果的だそうで、シャープ菜園で納豆菌が大活躍してくれることを祈ります。

土壌改良効果がある

土壌の作物の成長を阻害する菌を減らす効果があるそうです。

この効果は自然農法では菌や微生物の多様性でバランスを取るため、強くて速い納豆菌が入るとバランスが崩れそうです。

よって、シャープ菜園では土壌には散布せずに葉っぱだけに散布することにします。

【納豆培養液(濃縮液)の作り方】

材料と資材の準備(小規模で葉っぱの散布のみの場合)

納豆培養液の材料

納豆(1パック) 

通常は数粒で十分増殖するそうですが、気温低めの11月中旬なので1パックいっちゃいます。

タレとカラシは入れても入れなくても可だそうです。

砂糖もしくは無調整豆乳

納豆菌のエサになります。

今回は両方を使いました。

砂糖は大さじ1、豆乳は50mlで十分ですが1パック(200ml)入れました。

水道水(500ml)

特にカルキ抜きはしませんでした。

納豆菌は酸素が大好きなのでペットボトルの半分くらいを空気にします。

ジップロック

納豆、砂糖、豆乳、水を揉み込んで混ぜます。

ペットボトル(1リットル)

今回は培養液を500ml程度作るため、培の容器を用意しました。

噴霧器

噴霧器紹介

先端のノズルを変えられるタイプが便利です。

葉が込み入った箇所に散布しやすいです。

また、mlの表示があるので毎回量らなくてもわかるので便利です。

作り方

・ジップロックに納豆、砂糖、豆乳、水を入れて納豆を潰しながら混ぜる

・ペットボトルに移してシェイクする。

 納豆菌は酸素を好むので、たまにシェイクしたり時々キャップを緩めたり外しておく。

 発酵が進むとガスが出るのでキャップは緩めておいた方がよい。

・日陰で温度が高いところに保存する。

 40℃前後が一番増殖するそうですが、夏場以外ではなかなか難しいので、納豆の数を増やして1週間培養しました。

・夏は3日くらい、冬は2週間くらいで完成。

 完成の目安は白濁液が少し黄色くなったころ。

↓作ったばかりの状態

納豆培養液3

↓豆乳を投入し過ぎたようで、翌日は初日と変わりませんでしたが、二日目には分離してきました。

納豆培養液2日目

↓ちょうど1週間たった状態。

この上澄みを希釈して使います。

納豆培養液その後

【納豆培養液の使用方法】

・巷の情報では100~200倍に薄めるとのことですが、正直言って100倍だと薄く感じますので50倍にしました。

・噴霧器に移して葉に散布する。できれば葉裏にも。

噴霧器紹介2

・散布頻度は季節により違ってくるようです。

噴霧

 シャープ菜園は週末だけなので、週一散布で様子を見ます。

【まとめ】

「納豆菌最強説」なんて言われてますが、調べてみると確かにありがたい存在です。

納豆菌は病原菌を抑える力があり、防虫効果、土壌改良効果もある。

特に殺虫剤などの薬品を使わない自然農法にとっては強い味方のようです。

どのくらい効果があるのかはこれから時間をかけて検証したいと思います。

【最後に】

ブログ中で「良い菌」「悪い菌」という表現をしていますが、これはあくまでも人間の都合で言っているだけで、菌自体に良し悪しがあるわけではありません。

よって、悪い菌を駆逐しようとしたり絶滅させるために強力な納豆菌を散布するのではありません。

自然農法的には、どんな菌であれバランスを保つことが重要と考えます。

もちろん害虫と益虫の関係も然りです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました