還暦を過ぎても、まだ現金派の方は多いのではないでしょうか。
コンビニに行くとよくわかります。
私は現在63歳ですが、実は半年前までは完全に現金派でした。
しかし世の中は急速にキャッシュレス化・デジタル化が進んでおり、従来のアナログな方法にこだわっていると、不便を感じる場面が増えてきています。
私がキャッシュレス決済に切り替えたきっかけは、身体障害者になったことでした。
人喰いバクテリアの感染により右足を切断し、義足で生活するようになりました。
左手には杖を持って移動するため、バッグから財布を取り出し、支払いをしてお釣りをしまうという一連の動作に時間がかかってしまいます。
そこで、Apple WatchでのSuica決済に切り替えました。
電車やバスを利用する機会も増え、手首ひとつで支払いが完了するこの方法は、想像以上に便利です。


銀行もすでに大きく変わっています。
窓口は空いていることが多く、利用者は高齢者が中心です。多くの方がモバイルバンキングを利用し、振込や送金、残高確認をスマホで行っているからです。
年金の入金通知がスマホに届き、そのまま別口座へ送金することもできます。通帳の記帳も不要で、窓口手数料もかかりません。
最初は面倒に感じますが、実際にやってみると意外なほど簡単です。
また、何か調べたいことがあれば、ChatGPTなどの生成AIの活用をおすすめします。
私も初めて使った時の衝撃は忘れられません。孫の写真をイラストにしたり、MacBookやiPhoneの操作方法、さらには蕎麦猪口や鉄瓶の年代判定まで、あっという間に分かりやすくまとめてくれます。
無料版でも十分に使えますので、まだ利用したことがない方は、ぜひ一度試してみてください。時代について行くことの大切さを実感できると思います。

最近、久しぶりに歯医者に通い始めたのですが、受付や予約もすっかりデジタル化されていました。
LINEでQR診察券を読み取るだけで受付ができ、予約日や通院履歴も確認できます。次回予約の通知もLINEで届くため、とても便利です。
以前はLINEの操作も人に頼っていましたが、今ではChatGPTに教えてもらいながら使いこなせるようになりました。
スマホにはLINE以外にも便利なアプリがたくさんあります。
紙の取扱説明書がなくても、分からないことはその場でChatGPTに聞きながら覚えていけます。
ぜひ恐れずに一歩踏み出してみてください。
デジタルは、還暦世代の生活を確実に楽にしてくれる心強い味方です。


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