一般的に言われる「遺言書」や「エンディングノート」とは少し違い、もっと気軽に“今の状況”を家族に伝えるための資料として「終活資料」を作成しました。
きっかけは、生死を彷徨う経験をしたこと。
「もし自分に何かあった時、家族が混乱せず、戸惑わずに済むようにしたい」
その思いが、この資料づくりの原点です。
さらに、父の死後の手続きの大変さ、母が認知症になり口座や保険を管理する立場になった経験から、家族に“わかる形”でまとめておくことの重要性を強く感じました。
この資料は、毎年お正月に家族が集まるタイミングで更新し、意見を聞きながら、将来的にエンディングノートや遺言書へとつなげていく予定です。
目的はあくまで「今の状況を知ってもらうこと」なので、財産分与や葬儀・納骨、延命治療の希望の有無などには触れていません。

【内容】
■ 資産状況
・銀行口座・証券口座・暗号資産の有無と概要
・それぞれの使い道や目的
年金でも生活でき、「子どもに迷惑をかけない状態であることの“見える化」です。
■ 保険
・加入している保険の一覧
・保険の種類や受取人
家族への安心材料としてまとめています。
■ データの保管場所
・各種ID・パスワード・暗証番号
・家族の写真や動画の保存場所
デジタル情報は、親世代には不要でも、今の世代には必須。
プライバシーの問題はありますが、PCやスマホのロック解除方法も家族が知っていた方が良いと考えています。
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来月のお正月休み、孫を連れて家族が集まる際に、初めてこの資料を渡す予定です。
その時の反応や気づきがあれば、また記事にしたいと思います。
終活は「終わり」の準備ではなく、家族と未来を共有するための“今”の整理。
思い立った時が、いちばんの始めどきです。

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